宇宙からのメッセージ
■1978.04.29（105min.）
■監督：深作欣二
■出演：真田広之、千葉真一、志保美悦子、ビック・モロー、ペギー・リー・ブレナン、岡部正純、小林稔侍、成田三樹夫、天本英世、丹波哲朗、佐藤充、フィリップ・カズノフ、芥川隆行（ナレーション）
■配給：東映
■あらすじ：太陽系から２００万光年離れた惑星・ジルーシアが、宇宙侵略者・ガバナス人
の大要塞となってしまう。んで、長老・キドは「リアベの実」を宇宙空間に放り投げリアベ
の勇者を孫娘・エメラリーダに捜索させる。
んで、集った八人の勇者とともにガバナス人をやっつける。
「里見八犬伝」を「スター・ウォーズ」テイストにしたスペースオペラ時代劇
（チャンバラ有り）。深作監督、初のSF超大作にして思いっきりパクリまくったパロディ。
オモシロ過ぎ。（！）
■主なロケ地：惑星・ジルーシア、惑星・ミラゼリア、地球、その辺の宇宙空間。
■出演者の役所：真田広之（シロー・ホンゴー）....宇宙暴走族にしてリアベの勇士。
千葉真一（ハンス王子）......ガバナス先王の嫡子にしてリアベの勇士。
志保美悦子（エメラリーダ）.....ジルーシアの王女。
ビック・モロー（ゼネラル・ガルダ）....元軍人にしてリアベの勇士。
ペギー・リー・ブレナン（メイア）....ブルジョワの娘にしてリアベの勇士。
岡部正純（ジャック）.....ギャングのパシリにしてリアベの勇士。
小林稔侍（フォックス巡査）.....宇宙パトロール
成田三樹夫（ロクセイヤ１２世）....ガバナス皇帝
天本英世（大公母ダーク）......ロクセイヤ１２世の母。（！）
丹波哲朗（アーネスト・ノグチ）.....野党人民党総裁。
佐藤充（ウロッコ）......ジルーシアの戦士にしてリアベの勇士。
フィリップ・カズノフ（アロン）....宇宙暴走族にしてリアベの勇士。
あまりに衝撃的なオモシロさのため、思いっきりツッコミまくっております。
あらかじめご了承下さい。
尚、愛する真田広之に対してのツッコミは少々甘めであることも合わせてご了承いただければ幸いです。m(_ _)m
今回もやっぱりすげー荒波で始まるか東映。
そして、管楽器の雄大な音楽とともに宇宙空間が映し出される。
（しかも、途中から男性コーラス入り。そして気付けば男女混合コーラスへと移行している。）
「宇宙からのメッセージ」どーんっ！
重々しい音楽とあのお馴染みの声（ナレーションの金字塔・芥川隆行）で
「惑星・ジルーシア」が映し出される。
こんな岩肌むき出しの場所に果たして人は住めるのか？
と最初から軽くツッコミをいれたくなる惑星・ジルーシア。
すでに宇宙侵略者・ガバナス人たちにより惑星まるごと大要塞化されているらしい。
デタ--------！
１００均で見かけそうなアイビー（蔦？）を冠にしたジルーシア人の皆さん。
岩場に集り、長老・キドの「リアベの実」にすべてまかせちゃおう作戦に耳を傾けておられます。
また、この「リアベの実」がどっから見ても「くるみ」だよ（脱力）。
突然、キドはこの胡桃を宇宙空間に放り投げ孫娘・エメラリーダに実の追跡を要望します。
「はい!」って男らしく返事をする志保美さん。今回は「お姫さま」ですよ。
しっかし、この時期の志保美さんはキレイ。
例え、眉から下のまぶた全域に緑のアイシャドー塗ってても。
んで、ジルーシアの戦士・ウロッコと「リアベの実」が選ぶ勇士を探し求めるために旅立ちます。
*******
雷鳴の轟きとともにガバナス大要塞が姿を現します。
デタ------------------！！
マスター・オブ・ミッキー！（成田三樹夫）
今回は、な、なんと前人未到の「銀塗り」＆「目の下V字の赤いクマ」！！
しかもこの地球から２００万光年離れた惑星での第一声は.......
「久しぶりの嵐よな、小気味良い。」
って、一体おまえは何人だよっ！？しかも口調は時代劇！もうサイコー！(>_<)
な〜んて喜んでたら........
デタ-------------------！！
付けっ鼻まで銀塗りの天本英世！
しかも、ミッキーの母上ときたもんだ！もー、どーにでもして！
（最初からとばし過ぎッスよ。）
軽く親子の会話を交わし、天本英世は「リアベの実」の伝説を話します。
そこで軽く畏怖の念を持ったロクセイヤ（ミッキー）はエメラリーダの乗った超旧式のジルーシアの船に攻撃します。
さすがは天本英世。
最初から全てお見通しだった！
恐るべし！
********
惑星・ミラゼリア。
ブルジョワの娘・メイアは宇宙船で優雅にドライブ（？）を楽しんでいた。
だいたいこういう場合、この金持ちの娘はトンチキで無鉄砲な世間知らずのお嬢さんである。
はたしてメイアもその期待を裏切ることはない。
宇宙空間の「宇宙螢」と呼ばれる光をウットリと眺めているところへ、
宇宙暴走族・シロー＝ホンゴー（真田広之）登場！
友人・アロンとともにゴキゲンな音楽にノッて宇宙空間でマシンを転がしまくる。
このまま仮面ライダーのイケメンくんになれそうなハンサムボーイな真田広之。
日焼けしててもワイルダーには程遠く、フェロモンもまだ少量ですがジャニーズ顔負けの可愛さです。「一生懸命」って言葉がピッタリくる元気な高校生、って感じ。
声がねー、若いってか、幼い。（←変声期っぽい？いや、もう迎えてるよな？）
元気１００倍アンパンマン！
お肌もぴちぴちでどっから見ても「少年」です。
さて、宇宙パトロールに通報されポリスがやってきます。
やってきたのは、ひょえーーーーーっ！
若かりし小林稔侍！（以下、稔ジィ。）
シローとアロンはポリ公をからかって「チキンラン」に持ち込みます。
「チキンラン」とは急滑降して地面すれすれまでブレーキかけない謂わゆる度胸試し。
これにまんまとハマった稔ジィはあえなく撃沈、御愁傷様でした。
「ざまーみろ！」とか笑っているのもつかの間。
今度は自分たちのマシンが煙放出して、その辺に不時着。
すぐさまマシンから降りて取り出したものはどこから見ても
ご家庭でも見かける日本製の消化器かよっ
（さま〜ず．三村風）
んなんで消化できるのか宇宙船とは？と軽い疑問もなんのその、消化します。（さすが）
そして、エンジンルームで二人は「くるみ」発見。（！）
*********
ミラゼリアの軍指令室。
ダンディな謎のオッサン、ゼネラル・ガルダ（ビック・モロー）が酒を片手にロボットの宇宙葬にたいしてはなむけの言葉なぞ吐いてやがる。んで、それがエライ人にばれてクビかよっ。
さてここで登場するのは、どっから見てもパクリでしかないロボット・ベバ2号登場。（！）
ちなみにさっき宇宙葬で打ち上げられたのは３０年来の友・ベバ１号（暗いヤツ）
本家と違うのはベバ２号は「日本語ぺらぺら」ってとこかな。
クビになったおっさんガルダは風来坊な出で立ちで酒場に。
この酒場のショータイム・ダンサーが思いっきり深作色です。
身なり（小判サイズのスパンコールでできたビキニ着用）も踊り（どのジャンルにも属さない）も。
深酒のガルダは次の一杯の中に「くるみ」発見。（！）
店員に「おい、何だこれは？お前が入れたのか？」とくるみを見せます。
で、一口飲んでみたら安酒がスコッチの味に変わっていたらしい。御満悦。
の前に客に出す酒に異物混入で店長呼ばんかいっ。(-_-メ
カウンターではこんなことが起きてましたが、テーブル席でも関西弁のチンピラ・ジャックがアニキから「金持って来い」と言われ、厨房に行けば皿洗いのバイトに励むシローとアロンの姿が。忙しい酒場だ。
さらにここでメイアも乱入するわ、ジャックも「リアベの実」を手にするわ、多忙だな。
実はシローたちはジャックから金を借りてて今すぐ返せないから金持ちもメイアに条件付きで借りることに。
その条件とは、「宇宙螢狩り」。
しかし、宇宙螢は立ち入り禁止区域にいるらしい。
またもやゴキゲンな音楽とともに軽犯罪を犯してたら稔ジィ登場、生きてたよオイ。
んで、さっきケムリあげてたマシンで宇宙へ（いつ直したんだ？）
操縦シーンがヤンチャでかわいい真田広之。
きっとどこにも繋がっては無いハンドルを引いたり押したりしながら白い歯全開！
こんなに未来のマシンなのにルームランプだけはなぜか手動(-_-;)
さて、宇宙螢を捕獲するために「鼻まで覆える耳当て」のみで宇宙空間へ。
真空状態でも平気とはさすが深作監督の生み出した宇宙、さすがだな。
しかし、宇宙遊泳はどう見ても吊られるな、ははは。
なんだかんだやってるとシローくん向こうに難破船発見。
ルームランプは常に手動なマシンに乗り込み、またもや軽装で宇宙空間へ。
難破船に降り立ちます。
ぴちぴちパンタロンの上からもわかるサイボーグな大腿部にちょっと視線がいきますが、
中に入りシローくんは
「おい、このエンジンは俺たち太陽系のものじゃないぞ。
機械のことならオレの知らないことはないよ。」
など言われるので中で倒れてる人は「別の銀河系」からの異邦人とわかります。
と、突然襲撃だー！この衝撃で目を覚ましたエメラリーダの第一声は・・・
「あなたがたはっ？！」
って日本語かよっ。（-＿-；）
とまあ、襲撃まっただ中にツッコミは控えてメイアの船に脱出成功。
なのに、またもや稔ジィ登場。襲撃する船に突っ込む、撃沈。今度はご臨終、南無〜。
******
いきなりシローとアロンのアパート（？）
ここがまた惑星・ミラゼリアなのに学生下宿っぽいわ、ガルダは家宅不法侵入で寝てやがるわ....やれやれ。さて、ここで意見の衝突がありウロッコ
vs ジャックがモメてシローとアロンも巻き込まれます。
ちょっとビビり顔が可愛い真田広之。
すると「リアベの実」がころんと出てきます。
そうです、ジャック＆シロー＆アロンは選ばれた勇士だったのです。
それに気付いたエメラリーダはウロッコの非礼を詫び、アロンの流血を見て自らの衣裳をビリッ。アロンに差し出します。
がっ！
裂いたとこにはごっつい刺繍！
見るからに使いにくそうな部分だよ、やっぱ姫君、気配りが足りんな。
ここで家宅不法侵入中のガルダがのこのこ出てきて映像のみで語られるジルーシア
vs ガバナスが映し出されます。
んで、「リアベの実」の伝説・実に選ばれた８人の勇士が奇跡を起こすことも。
しかし、よく考えれば勝手極まりない話ので皆さん全然ノリ気じゃありません。
（そりゃそーだ。）
元軍人の割には中年太りでビールっ腹なガルダもその場を去ります。
ここでジャックは小金を稼ごうとウロッコを罠にはめ、エネラリーダを売り飛ばす作戦をシローたちに話します。彼らも小金が欲しいのでつい見て見ぬフリと言う現代の若者にも共通する言動をとります。
でも苦悩してみせる真田さんの表情は見逃せません。
さて、囲炉裏に鉄瓶がさがってるのにポットのみが西洋風の酒場（？）に来ます。
ジャックの作り話によると「残りのリアベの勇士はミラゼリア狼を追う猟師」らしい。（！）
んで、ここを経営する老婆が汚い。ホントに見かけも中味も汚過ぎです。
この老婆、自分が冥王星で生んだ息子・ヒキロクの花嫁を募集中だったのでエメラリーダを金で買い、ウロッコには薬を飲ませてジャックと組んで谷底に突き落とします。
な〜んてことしてたら、どこから情報が洩れたのかガバナス人が突如あらわれ、
ヒキロク→殺害、老婆→重傷＆捕獲、エメラリーダ→捕獲（でも無傷）してしまいます。
谷底に落ちたけど生きていたウロッコ（シブトイ）は船で連れ去られる場面を見たわけでもないのに、エメラリーダが乗ってるとわかり「エメラリーダさま〜っ！」とただひたすら叫び続ける。（しつこい）
こちらはシローたちのアパート。（いや、下宿？）
踊りまくるジャックとメイア。
今いちスッキリしないシローとアロン。
ソファに妙に姿勢正しく横になるシロー。
こんなとこで生真面目さは不要ですよ、真田さん。
ここでキズだらけのウロッコ登場。
メイアは始めて三人の裏切りを知り怒って出ていきます。
裏切りを行ってしまった自分の弱さを感じてるシロー、表情展開はさすがです。
しかも、ライトの当ってない場所に行ったらスタンドライトを付け自らに照明を当てる真田さん、この若さでお見事ですね。
ハンサムだけどよく見ると老け顔のアロンにも葛藤があり、とうとうリアベの実を投げ捨てます。促され続くシロー。おまえには自分の意志はないのか？(-_-;)
怒って船を運転中のメイアのもとにリアベの実がやってきます。
あまりの嬉しさにほおずりするメイア。前見て運転しろよ、おいっ。
この時アロンは「実はエメラリーダを愛している」という意味不明の夢にうなされ、となりで丸くなって眠るキュートなシローはジルーシア人に卑怯者のレッテルを貼られる夢にうなされています。
おびえて起き上がる顔は絶品です。
なんだかんだで不眠症な三人。
でも、窓に近付くとジャックとシローのもとに光るリアベの実が戻ってきます。
そこへリアベの実を持ったメイアがカムバックし妙な感動につつまれ、肩組んで回る。（汗）
でも、なぜかアロンには戻ってこないので拗ねる。
拗ねたアロンを慰めるシロー、いきなりの逆キレにビックリする顔がかわいいゾ♪
*********
惑星・ジルーシア。
捕まったエメラリーダのもとへロクセイヤさま見参！
「そなたとは一度とっくりと話しおうてみたいと思うておったのじゃ。」
その時代劇な台詞＆口調。だから何人なのさ？！
マスター・オブ・ミッキーッ！（≧∇≦)
アップもあるし。
ここへあの汚い老婆がヘンな器械をつけられ登場。
老婆の「幼い頃の記憶」が映しだされます。
「キレイな夕日」「雪ん子」「大自然」などなど、郷愁を誘う音楽付きで。
するとあろうことかロクセイヤ様＆天本英世はウットリなのだ☆
すっかり美しい地球に魅了されたロクセイヤ様、ここに大宮殿をうちたてることに決定！
天本「地球征服の詔を出しなされ。さすればそなたは最も偉大な帝となる.....。」
だーかーらー、何人なんだよっ！
ガバナス vs 地球連邦軍による星間戦争ぼっ発！
しっかし、さすがはロクセイヤ様、余裕です。
もはや銀塗りミッキーさまに恐いものはないのさっ！
しかし、ミニチュアとは言え爆破シーンは迫力満点！さすがです、カントク。
*******
さて、あえなく敗退した地球連邦軍は責任をとらされ辞任。（やれやれ）
で、その後釜にすわったのが野党人民党総裁にして連邦州議会議長・アーノルド＝ノグチ。
って、デタ-----っ！ここにもいたかっ！
丹波節！（爆）
でもって、丹波とガルダは幼なじみときたもんだ。
ここで丹波は「ドン＝キ＝ホーテはおまえしかいない」とか言ってまんまとガルダを口車にのせます。しかも、またもや飲んでたグラスには捨てたはずの「リアベの実」が。
観客がしつこい実だよな、と思ってるのもつかの間、「あっ」ちゅう間に改心したガルダなのであった。
******
ここでは、シローとメイアが顔を真っ黒にしながら新宇宙船製作中。
仮面ライダーさながらに衣装にオレンジのスカーフが似合ってしまう真田さん。
こういう息子がいたら外には出さんぜよ♪
さーて、自分にだけリアベの実が帰ってこなかったんで拗モードのアロンへ激をとばすシロー。こんな青春の展開ならば当然まってるのは取っ組み合いの「ケンカ」！
シロー、動きがJAC!
飛びかかり方がJAC!
そして、倒れ方がJAC!
アクション全てJAC! 素敵！
なんてウットリしてたらガバナスの戦闘機が攻撃！
なぜ、ここに？そして、なぜジャックをさらう？
（老婆と言いジャックと言い、おまえらゲテモン専門かよっ。）
なぜか、ジャックとシロー＆アロンの友情は固くジャック救出に飛び出そうとしたアロンのもとにもリアベの実は帰ってきます。（←なんて人騒がせな「実」なんだ。）
しかし、ここではそれをまるで自分のことのように素直に喜ぶシローをみて楽しもう。
*******
おや？B.G.Mがブラスバンドに。
さて、さっき襲撃されたはずなのにメイア、シロー、アロン、ウロッコの四人はマシンに乗り込みます。
相変わらずここでもルームランプは手動です。
飛行途中、何の脈絡もなく暴れだすリアベの実。（←ホント人騒がせな。）
あえなくバーナードスター系の小惑星（どこだよ）に不時着。
今度は何の前触れもなく馬のいななきが響き渡る（だからどこだよ）
見れば馬に乗ったガバナス人が！
瞬間湯沸かし器よりも早く沸騰したウロッコ「うお〜っ！」と突っ込む。
しかし、強い！強いぞ、このガバナス人！って思ったら
あ〜っ、千葉ちゃんだ〜っ！！
（強いはずだよ）
実は千葉ちゃん、恥ずかしさからか中途半端な銀塗りのガバナス先王の嫡子・ハンスだったのね。しかも、リアベの実をネックレスにしてるし。（！）
そして決意の述べる千葉ちゃん
「宇宙の大義のため私はあえて祖国に背く。そのことにいささかの後ろめたさもありません。」
なんて勝手な。そして、この宇宙の果てでも貫き通す武士道！天晴れ！
しっかし、ここでも濃いなー。（-_-;）
********
ロクセイヤはもう地球にメロメロ状態。
その声の高さとその口調はどっかの公家さんだよ、まったく（LOVEなんだからっ♪）
さてナポレオンのようなレース・フリルを多彩にあしらった衣装でガルダ参上。
そのビールっ腹に似合ってるのか？
と言う細かいことは気にせず「会見」します。
ここで「引き出物」と言う名目でさっき誘拐されたジャックが引き渡されます。
しかしジャックは情けない極地の振る舞い。
そこんとこをガバナス人たちは大笑い、それに逆上したガルダはその辺のガバナス人に決闘を挑みます。
まあ、時代劇によくある展開ですね。
しかし、ここで注目すべきはやっぱりロクセイヤこと、マスター・オブ・ミッキー。
「遠路はるばるよう参った.....。」
「引き出物をとらせよう程に.....。」
「余の面前で粗暴な振る舞い、無礼であろう.....。」
「ガバナス人の面汚しじゃ、その死体早々にとり捨てーぇい....。」
などなど、だから何人なのよ？！ミッキー。
んで、ここでガルダが武士道精神（？）を説くも恐いものなしのロクセイヤさまの心には届かず、見せしめのため「月 破壊」。（！）
嗚呼、言動の一致を試みないステキな流れ。
この世に恐いものなんてない深作監督。
*********
怒ったガルダは軍人に戻りジルーシアへ旅立ち、着いたらパラシュートで降り立つ。（！）
その頃シローたちもリアベの実を皆おそろいネックレスにしてジルーシアへ向かっていた。
ここで、いつ修復したのだ？と首を傾げる宇宙船で「チキンラン」作戦にて敵を欺き、ジルーシアに着陸。
でも、やっぱりルームランプは消灯も手動。
ジルーシア人たちは皆、旧式の宇宙船に隠れておりウロッコの誘導でリアベの勇士六人は中へ。
作戦会議。
大きな水たまりに蔦と胡桃でできた輪を浮かべるとあーら不思議。
ガバナス要塞の全貌、ってか細部まで明らかに。（！）
そんな詳細な情報が簡単に手にはいりながらジルーシア人はなぜに侵略されたんだろう？
と言う細かい疑問は置いといて.......、
ガバナス要塞の中央に位置する「動力炉」を破壊することに決定。
しかし、ガバナス要塞の破壊はこの星の滅亡を意味する。
そのことに皆が納得してることに納得のいかないウロッコは「うお〜っ。」と飛び出して行く。
でも、どうやって破壊するの？
若者がマシンごとつっこむ「チキンラン」＆「トンネルくぐり」作戦で。（オイオイ。）
こんな強引な展開で作戦会議終了。
その時、外で見張り番してたベバ2号がリアベの実を発見、大騒ぎする。
ロボットが７人目かよ。
と軽くツッコミを入れた頃、あまりの騒がしさにガバナス人に見つかる。
（やれやれ、役に立たないロボットめ）
リアベの勇士が連行されるのを阻止しようと身体をはるジルーシア人。
あ、そのひねりの入った倒れ方、JACの皆さんですねっ！
******
JACの活躍もむなしくガバナス要塞に連行される皆さん。
ををっ！
「皆の者よく聞け......。かくてその方ら......。あいまみえるだろうこと......。うつけ者の世迷い言.....。」など公家口調ででかくなってロクセイヤさま「笑止千万」と登場。
誰が見ても笑止千万はおまえだろっ、そのカッコ。
実はさっき飛び出したウロッコは寝返っていた。(-_-;)
でもまた裏切りリアベの実を受け取り、勇士となった途端死ぬ（お疲れっ！）
ここで「リアベの勇士８人」揃いました！
恐いものはなく「奇跡」が起こりますので怒濤の佳境にうつります。
ガナバス vs ジルーシア（リアベの勇士）
激しい銃撃戦。でも千葉ちゃんは剣(!)。
シローたちは例のとんでもない作戦決行のため、いつまでたってもルームランプは手動なマシンに乗り込みます。
城内では一人になった千葉ちゃんの独壇場！大暴れです。
ブラスバンドの音楽にのり、光と音に合わせながらマシンを操るシロー、食いしばるキレイな歯並びが魅力的です。額に汗を光らせながらイケメン真田氏ふんばります。一生懸命の中にも楽しんでる様子がうかがえるまだまだヤンチャなお年頃、掘越学園に通う１７才！キラリーン★
その頃千葉ちゃんは、ヘンなカッコでも見事な殺陣を披露しながらロクセイヤのもとに辿り着きます。あー、ここでもまさしく時代劇なやりとり。
濃いふたりが濃いカッコで死闘を繰り広げます。
一瞬のスキをついて千葉ちゃんの剣がミッキーの額にメガヒット！
そのまま窓ガラスを割り外で投げ出されるロクセイヤさま。
ここでもロクな死に方をしないミッキー。
時を同じくして活躍中のシローたちは動力炉の爆破に成功。
すげー爆破！そこにいて大丈夫なのか？シローよ。
その頃まだ避難を終えていないジルーシアの皆さん大慌て。
オイオイ、ちゃんと連絡とるなりしとけよ。
でも、なんとか脱出成功、と思ったら長老・キドが外で手ぇ振ってるよ。（←忘れ物？）
キドは母なるジルーシアをともに果てる決意だったらしく勝手な遺言をエメラリーダに押し付けて大爆発の中に果てる。
やった！と思ったら再びブラスバンドが鳴り響きガバナスの戦闘機が！
「最後のチキンランだ！」と意気込むお肌ぴちぴちのシローたち。
またもやすっげー爆破シーンは圧巻です。
気付けば、膝枕されてるシローたちのアップ♪
若かりし真田氏のキレイな寝顔は必見です。ベリーキュート！
またもやリアベの奇跡が起こったらしく助かった皆さん。
すると、デタ---っ！
丹波が地球人類を代表して勇士たちに感謝の意を表す、って丹波が人類の代表かいっ。
地球に来いっちゅう丹波の誘いをあっけなくかわしたエメラリーダとともに、勝手な理由でリアベの勇士たちはついていきます。（それでいいのか？）
最後に映画を象徴する言葉がガルダから吐かれますのでご静聴ください。
「われわれはちっぽけな存在に過ぎないが、せめて夢だけは無限でありたい。」
まさしく仰せの通りでございます〜、深作監督！！サイコーだぜぃ！
まずはここまで読まれたあなたはホントに天晴れでございます。
内容がぶっとび過ぎて全てにツッコミ、いつしか腱鞘炎にもなりかねないこの映画。
この「和製スター・ウォーズ」が今（’03）から２５年も前に製作されていたとは邦画も捨てたもんじゃありません。って言うよりやっぱりスゲーよ深作監督！！偉大な監督さんだよ。
しかし、一体だれが主役なんだろう？（笑）
やはり華麗なる「銀塗り」をご披露されたミッキーか？（また衣装もキョーレツ！首まであるヘルメットの両サイドから各三本ずつの角。シーガルの上にゴージャスに見えない飾りものに赤マント。振り返りにくそーだ。）
真田さんはかわいいです。（LOVE）
繊細な美少年の瞳を持ちながら、少年らしい仕草とヤンチャな笑顔にキュートな八重歯。
まさしく「高校生」って感じ。
時々、TVや町中で見かけませんか？イケてる高校生。
そんな若者が身体全体で未来の若者を表現しておられます。
頑張って肩に力が入ってるけど一生懸命に楽しんでる様子が胸にキューンときます。
まだまだツッコミあったんですがさすがにカットして短くしました。（これでも）
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