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泣ける映画

 【管理人おすすめ映画】

ブラサーフッド ★★★★

「大好きなお兄ちゃん」と「可愛い可愛い弟」 に降り掛かった戦争と言う名の惨劇。

 初めて戦争映画を観ました。
初めて韓国映画を観ました。
人が人の命を奪い合う程惨いことは無いので今まで戦争映画は観ませんでした。

戦争は最低です。
絶対にあってはならないことです。
しかし人類はなぜ血で血を洗うんでしょうか?
しかも最前線で戦ってるのは何の罪もない徴兵された人々です。
とても憤りを感じます。

この映画は戦争のもたらす悲劇を一般人の目線で語られています。
突如、ぼっ発した朝鮮戦争。
貧しくても心豊かに暮らすジンテ(チャン・ドンゴン)とジンソク(ウォンビン)は仲良し兄弟。
父亡き後、一家を背負うジンテは弟を大学にいかせるため靴屋業に励みます。
言葉は少ないけど強くて優しい自慢の兄。

だけど有無を言わせぬ徴兵でジンソクをとられ、ジンテも戦場に乗り込みます。
そして勲章をもらって弟を除隊してもらおうと自ら危険な任務につきます。

全ては愛する弟のため。
なのにいつしか二人の心は離れていってしまうのです。
たくさんの紆余曲折を経て二人が再びめぐりあった時は、時すでに遅し。

大迫力の戦争シーンはリアルな映像で惨いシーンも包み隠さず映されます。
爆弾による出血や身体に一部がふっとぶとこなど。
そして人々の強さと弱さも。

ジンテの強さ、でもだからこそ全てを失った時の自暴自棄な行動は鬼そのもので、その兄を目覚めさせようと立ち上がったジンソクは最後まで心のきれいな若者でした。
きっと父亡きあと、お兄ちゃんが可愛がって可愛がって心の優しいお子さんにしたんだね。
チャン・ドンゴンの眼力はすごい。カッコいい。
ウォンビンは最初は華奢な高校生に見えるのに少しずつたくましくなっていく過程がナチュラル。

二人のシーンは涙なしには観れないよ〜。
冒頭のアイスを食べるシーンがあるから余計にね。

万年筆が発見されるとこや、完成されてない靴を見つめるとこや、うなされる弟にそっと毛布をかけるとこや「 兄さん、僕だよジンソクだよ。僕を見て兄さん!」とか......。

韓国すごい!と思った。
人の「絆」を感じる映画だった。

人は愛は深ければ深いほど、その愛のために非道に陥るのかもしれない。

ブラザーフッド
ブラザーフッド スタンダード・エディション

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