泣ける映画
【管理人おすすめ映画】
星になった少年 ★★★
実話をもとに描かれた星になった儚い少年の物語り。
哲夢(柳楽優弥)の家は動物プロダクション。
幼い頃からたくさんの動物に囲まれて生活している。
奔放に生きる母は動物好きのさえないオッサン(高橋克美)と再婚してなお自分の夢を追いかけて生きる。
そんな母は子どもときちんと向き合う時間を作らずに突っ走ってきた。
その母が目を輝かせて像を買うと言い出す。
そしてやってきた像:ミッキーとランディ。
不思議なことに哲夢は像の言葉を感じることができるようだ。
学校でも浮いている哲夢はタイのゾウ学校に行き、ゾウ使いになる決心をする。
像の言葉がわかると結構自信有りできた哲夢だったが最初はうまくいかない。
初めて来た外国人にゾウ学校の子どもたちは興味津々にからかう。
それでも何かに突き動かされるようにゾウに取り組む哲夢。
そして誰よりもゾウと心を通わすことのできるゾウ使いに成長して帰国する。
このタイでの像とともに生活することは哲夢を心身ともに成長させることになる。
日本ではゾウ使いとして様々にことに挑戦する。
動物たちとともに緩やかに時の流れる映画。
だけど哲夢は存在が儚い・・・。
自分の場所を見つけ続け、やっと見つけた時には・・・。
器用な子どもたちが出現する今生にあって、なかなか自分をうまく伝えられない子どもたちだっている。
人間関係に心を閉ざしがちな脆い子どもたち。
大人は結構、過信からそれに気付かないことが多いんだよね。
もっと、子どもの目線におりて一緒にゆっくり時を刻めるといいなぁ、と思った。
結果的には生き急いだ哲夢。
でも像との出会いが彼の人生に輝きを与えた。
この映画は親子で観ることに意義があるような気もする。
ちゃんと「子ども」と向かいあっていますか?
最後まで子どもの話を聞いてあげていますか?
子どものことを自分の所有物と勘違いしていませんか?
ちゃんと親に「感謝」の気持ちを持っていますか?
自分の気持ちを言葉に出して伝えてますか?
一人で抱え込んでませんか?
「自分の気持ち」を相手に伝えること。
相手の立場でものを考えること。
とっても大切なコミュニケーション。
それを象さんとの関わりで学び、みんなに伝えたかった少年は今、星になって私たちを静かに見守ってくれています・・・
星になった少年
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